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世界遺産白川郷・五箇山を訪れて

訪ねて見た第一印象は「タイムマシンで異次元に来た」まさにそんな感じでした。三百年前の「合掌作りの家」が何件も何件も建っている集落があるんです。そこでは今も普通に人が暮らしている。俗世間からお邪魔した僕にとってはホントに驚きの光景でした。

集落の家が同じ方向を向いて建っている事が不思議に思えて、帰ってから調べた所「合掌造り民家園」に下記の説明がありました。

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白川郷の地形は東西に山脈が並び、庄川が深い渓谷をつくって南北に貫流する。
自然の風が夏は南から北(日本海)へ、冬は北(日本海)から南へと、一定方向に吹く。強い風を三角形の妻面で受けることから、建物は同じ方向を向く。カヤ屋根は東西に葺かれ、三角形の妻面は南北に向く。 整然とした美しい景観が構成される。
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集落の家々が同じ方向に建てられていたのは、風の仕業だったのです。

日本家屋の特徴

住まいのかたちは、その国の気候風土、自然環境によって決まってきます。

日本の住まいは、雨の多い、しかも高温多湿という気候風土に適した住まいづくりをしてきました。日本の伝統的な木造住宅は夏いかに快適にすごすか、ということが優先されてきました。

室内は襖や障子によるほとんど開ければ一つながりの空間とし、窓も大きくとって家の中の風通しをはかってきました。そして、床下も小屋裏も外気が通り抜けていました。これが白蟻の発生を未然に防いでいたのです、現に寺院建築が白蟻から守られてますよね。

外壁が土壁や板壁の真壁から壁空洞をもつ在来木造住宅にかわってもこの壁の中に外気を通していました。夕方になって外気が涼しくなれば家の中も同じように涼しくなった訳です。

現代の日本住宅の問題点

最近では、冬も外の冷たさがそのまま室内を冷やしてしまうということで、家を断熱化気密化するようになりました。もちろん窓も隙間風だらけの木製建具からアルミサッシへと変わりました。

風通しの悪くなった今の家づくりは、アレルギーや化学物質過敏症といった新たな病気を生みだすと同時に、家を腐らせ寿命を短くするという罪をも背負うことになるのです。昨今では機械排気を義務づける状態です。

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