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建築やシロアリ駆除などに使われる化学物質や、カビの繁殖などによる室内空気汚染が原因で、体の不調が出ることをシックハウス症候群と呼びます。これらの症状は個人差がありますが、主な症状は慢性疲労・思考力の低下・ 頭痛・注意力の低下・意欲の低下・不眠・イライラ等、気分的なものだろうと勘違いされます。新居の下見や引っ越し時に、体に異変を感じたらすぐに医師に相談してください。また長期的に吸収すると、肺炎やガンなどの重い病気になる場合もあるので注意が必要です。

【写真解説】
グラスウールは、現在一般的に利用されている断熱材ではあるが、実は湿気にはめっぽう弱い。解体中の家を見にいくと、水分を含んだ重さで壁内でたわんで断熱材の役目を果たしてなかったり、カビの温床になっている場合も多い。

自律神経障害 発汗異常・手足の冷え・易疲労感 ・めまい・頭痛
精神障害 不眠・不安・うつ状態・不安愁訴・脱力感
末梢神経障害 のどの痛み・乾き・息切れ
消化器障害 下痢・便秘・悪心
眼科的障害 結膜の刺激的症状・縮瞳
循環器障害 動悸・不整脈・
免疫障害 皮膚炎・喘息・自己免疫疾患

※ppm ・・・parts per miliionの略。1 ppmとは、1 m3 (百万cm 3 )の空気中に1cm 3 の汚染物質が含まれている状態
ホルムアルデヒド 刺激臭のある無色の気体で、35〜37%水溶液をホルマリンといいます。殺菌防腐剤として用いられるほか、ホルムアルデヒド入りの接着剤として合板やパーティクルボード等に広く使用されています。 ホルムアルデヒドは濃度によって人体影響が異なり、0.08 ppmあたりから臭いを感じ、3 ppmでは目や鼻に刺激が起こり、4〜5 ppmでは涙が出たり、呼吸器に不快感が生じます。50 ppm以上になると、肺炎などを起こし死亡することもあります。発がんの可能性もあると言われています。
トルエン 無色の液体で、シンナーのような芳香があります。接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤として用いられます。 トルエンの臭いを感じる濃度は0.048 ppmあたりからで、高濃度になると目や気道に刺激が起こり、疲労、吐き気、それに、中枢神経系にも影響を与え、ひどい場合には、精神錯乱などをきたすこともあります。また、意識低下や不整脈を起こすことがあります。
キシレン 無色でガソリンに似た臭いがあります。トルエンと同様に、接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤として用いられます。 高濃度ではトルエンと同様の影響があります。200 ppm程度の濃度で明らかに目・鼻・のどが刺激されます。
パラジクロロベンゼン 通常無色または白色の結晶で、特有の刺激臭を有します。家庭内では衣類の防虫剤やトイレの芳香剤として使用されています。 15〜30 ppmで臭気を感じ、80〜160 ppmでは大部分の人が目や鼻に痛みを感じます。
エチルベンゼン 無色で特有の芳香があります。トルエンやキシレンと同様に、接着剤や塗料の溶剤及び希釈剤として用いられます。 10 ppm以下でも臭気を感じ、かなりの高濃度(数千ppm)で暴露されると、めまいや意識低下等の中枢神経症状が現れます。
スチレン 無色ないし黄色を帯びた油状の液体で、特徴的な臭気を有します。家庭内ではポリスチレン樹脂、合成ゴム・不飽和ポリエステル樹脂・ABS樹脂・イオン交換樹脂・合成樹脂塗料等に含まれる高分子化合物の原料として用いられています。これらの樹脂を使用している断熱材、浴室ユニット、畳心材等の他、様々な家具、包装材等に未反応のモノマーが残留していた場合には、室内空気中に揮散する可能性があります。 60 ppm程度で臭気を感じ始め、200 ppmを超えると強く不快な臭いに感じるといいます。600 ppm程度で目や鼻に刺激を感じ、800 ppm程度になると目やのどに強い刺激を感じ、眠気や脱力感を感じるようになります。
クロルピリホス 有機リン系の殺虫剤で、家庭内ではしろあり駆除剤として使用されてきました。(シロアリ駆除剤メーカーと駆除業者で作る「日本しろあり対策協会」は、クロルピリホスの製造及び使用を平成13年4月より段階的に中止していくことを決めています。) 軽症の中毒症状としては、倦怠感・頭痛・めまい・吐き気等、重症の場合には、縮瞳・意識混濁・けいれん等の神経障害を起こすことが報告されています。
フタル酸ジ-n-ブチル
(環境ホルモン)

無色〜微黄色の粘ちょう性の液体で、特徴的な臭気を有します。主として塗料・顔料や接着剤に、加工性や可塑化効率を向上させるために使用されます。 フタル酸ジ-n-ブチルに高濃度に暴露すると、目・皮膚・気道に刺激を感じます。

フタル酸ジ-n-ブチルは、1998年に環境庁が示した「内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質」(環境ホルモン)としてリストアップされた67物質の一つに挙げられています。この環境ホルモンとは、「動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与える外因性の物質」と定義されています。さらに、フタル酸ジ-n-ブチルは、環境実態調査で検出された最高値と、内分泌攪乱作用が疑われる最低濃度との差が比較的小さいこと等の理由から、リストアップされた67物質のうちリスク評価を優先的に実施する8物質の中にも選定されています。

テトラデカン 無色透明な液体で石油臭を有します。塗料の溶剤に使用される他、家庭内では灯油が発生源となります。 高濃度では刺激性及び麻酔性があるとされています。
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
(環境ホルモン)

無色〜淡色の粘ちょう性の液体で、特徴的な臭気を有します。代表的な可塑剤で、壁紙・床材・各種フィルム・電線被覆等様々な形で利用されています。 フタル酸ジ-2-エチルヘキシルとの反復または長期間の接触により、皮膚炎を起こすことがあります。

フタル酸ジ-2-エチルヘキシルはフタル酸ジ-n-ブチルと同様に、環境庁が示した「内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質」のリストに挙げられ、かつ、「優先してリスク評価に取り組む物質」にも選定されています。

ダイアジノン 無色のやや粘ちょう性の液体で、弱いエステル臭を有します。ダイアジノンは有機リン系の殺虫剤で、ペット用の首輪、あるいはマイクロカプセル化したゴキブリ用残留散布剤として使用されています。 ダイアジノンによる中毒症状は、クロルピリホスと同様です。
アセトアルデヒド

純品は無色の液体で刺激臭があり、薄い溶液では果実様の芳香があります。アセトアルデヒドは、エタノールの酸化により生成され、ヒト及び高等植物における中間代謝物でもあるため、様々な食物やアルコールを含むもの、またヒトそのものも発生源となります。また、喫煙によっても発生します。ホルムアルデヒド同様、接着剤や防腐剤に使用されているほか、写真現像用の薬品としても使用されています。

アセトアルデヒドは、いわゆる二日酔いの原因物質の一つとして知られています。蒸気は目・鼻・のどに刺激があり、目に入ると結膜炎や目のかすみが起こります。長期間接触すると、発赤・皮膚炎を起こすことがあります。高濃度の蒸気を吸入すると、気管支炎や肺浮腫・それに麻酔作用・意識混濁等が出現しますが、初期症状は慢性アルコール中毒に似ています。

フェノブカルブ 無色の結晶で、わずかな芳香臭を有します。水稲・野菜などの害虫駆除に用いられているほか、家庭内では防蟻剤として用いられています。防蟻用の製品は、高濃度で揮発しないようマイクロカプセル化されており、土壌に適切に処理された場合、室内への放散は低いと言われています。 高濃度に暴露した場合、倦怠感・頭痛・めまい・悪心・嘔吐・腹痛等、重症の場合は縮瞳・意識混濁等を起こします。

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